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セッソ・マット

sesso matto


♀sesso matto 1 「奥様8時です」

セッソ・マット

「奥様!8時ですよ!奥様!」
「すみません起きて下さい、8時ちょうどです」
「……」
「シーツは汚しませんから…聞こえませんか?」
「この胸!8時ですよ」「こりゃ たまらんな」
「いやらしい体しやがって…見せてみろよ…」
「ここはどうだ」
「奥様8時ですよ」
「もう…ちょっとイカせてもらいます、8時ですが……」
「起きないでください」
「……早かったな」
「8時ですよ、奥様」

白づくめの豪邸で優雅な生活を送る実業家マダム。美しい裸体を見せつけられても忠実な召使いは少しも動じない。でも早起きが苦手なのか、朝の8時に目を覚まさないマダムには密かな愉しみがあった…。


♂sesso matto 2 「二人と掘っ立て小屋」

セッソ・マット

「俺の留守中に人と会うんじゃねぇ!」
「男の匂いでもしたらぶっ殺すぞ!」
「あんたこそ町で奥様方と何してるんだか!」
「チェレスティーナ! イイ物をやろう!」
「アレね…静かにしてよ 子供達が起きちゃうわ」
「こっちへ来い!お前は誰のモノだ」
「あんたよ」

掘っ立て小屋に暮らす夫婦は貧乏なのに子沢山。顔を会わせばののしりあう毎日だが、なんのこたぁない、今夜もまた……。ハーモニカの音色も哀愁たっぷりな、ネオリアリスモのパロディ篇。


♀sesso matto 3 「決して遅すぎはしない」

セッソ・マット

「愛しのスズメちゃん僕だよ!」
「スズメちゃん、教えて最後はいつだったの?」
「戦時中よ、最初で最後だったわ」
「1940年?」
「違うわ 1915年よ オーストリア軍の大尉だったわ」
「まだ愛してる?」
「今は、あなただけよ」

セクシー下着で毎晩誘う若妻を無視しつづける男。実は年上好き…というか老女マニア。連日連夜のストーカー行為の果て、ついに意中の老婦人をモノにするが…。ジャンニーニの超悪趣味なスーツとド近視眼鏡に唖然。


♂sesso matto 4 「ハネムーン」

セッソ・マット

「今夜は4発ヤルぞ!」
「守護聖人に言うといい」
「今夜4発ヤルんだ!いや5発だな!」
「それ行け!レッロ」
「レッロ!?どうしたの?」
「その……グラツィア…… 今夜は何か調子悪いみたいだ……」

ヴェネチアへ新婚旅行に出かけたアツアツカップル。列車の座席で組んずほぐれつ、ゴンドラの中でも盛り上がりまくり。でも夜のベッドで夫のアレが立たないのだ!ようやくふたりが見つけた解決法とは……。


♀sesso matto 5 「帰っておいで!僕のLittle Girl」

セッソ・マット

「2万リラ払ってもいい」
「何なの、あれ!?」
「何でもない、あれは妻だよ」
「3人プレイ?」
「まさか、人形なんだから…ロゼッタが出てった時……」
「全財産をはたいて作らせて妻の服を着せた」

ゴージャスな街娼を家に連れこんだ初老の男。その部屋の真ん中には、なんともブサイクな女が鎮座していた!男は彼女(実は蝋人形)そっくりに街娼を着替えさせ……。自分を捨てた妻への哀しき妄執。


♂sesso matto 6 「海外勤務のイタリア男」

セッソ・マット

「でハ準備を」
「下げテ」
「位置を合わセて」
「もウ少し…そこダ」
「首尾は果たしマス、あなたのご協力で!」
「………」
「新記録ダわ、いつもなガラお見事!」
「何のこれシき」

今朝も軽快なシンセ・サンバに乗って、デンマークの大病院に出勤するイタリア男。白い修道女ルックの看護婦に個室へ案内された彼はひとりでナニを? 妄想に現れる純白シースルー修道服のアントネッリ、エロすぎ!


♀sesso matto 7 「仇討ち」

セッソ・マット

「あなたを裏切ったとでも思った?」
「復讐を果たしたの」
「娼婦のカルメラからセックスの秘技を教わってね」
「あの手この手で攻めまくったわ」
「体のあらゆる所を使ったわ」
「あんなとこまで……」
「セックスで復讐よ!ヤリ遂げたわ」

ここはシチリア。夫の棺の横で、悲しみに暮れる未亡人。ところが葬儀が終わるや否や、マフィアのボスとすぐに再婚。しかし彼女の変わり身の早さにはワケがあった……。


♂sesso matto 8 「おかしなおかしな恋」

セッソ・マット

「魅力的な女性だなーーしっかり自立してて」
「仕事の趣味は悪いけどーービシッと言ってやる」
「“男の甲斐性を見せるから” “明日から仕事を辞めないとーー今夜は手も握らない”」
「“色気は抜き”だって」
「…………」
「毛深い女性ってイイなぁ」
[………………」
「立ち小便するのか」
「な、なんと!男じゃないか」

幼くして別れた兄を探し求め、疲れ果ててしまった男。ある夜、女装の街娼とダンスホールでめぐりあい、ベッドイン寸前までもつれこむ。しかしこの二人は……。本作中でも異色のメロドラマ(でも変)。


♀sesso matto 9 「ご招待」

セッソ・マット

「なんて、いい香りなんだ…」
「奥さん!」
「何かしら」
「さっき食卓で……」
「食卓で何か?」
「足の指で、さわさわした時……」
「足の指で?」
「何でもないです」

取引相手の邸宅に招かれた堅物ビジネスマン。でも奥方の様子がなんだかおかしい。自分を誘惑しているとしか思えぬ悩殺攻撃に……。アントネッリのセクシー演技大爆発。ウルトラ・モダンなインテリアにも昇天!
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